今年もサフランの花が咲きました。

毎年、秋になるとサフランの開花を楽しみにしている青華です。

 

今年もサフランの花が咲きました。

私としては、この綺麗な開花時期を逃すわけにはいかないと毎年スケッチをしてしまいます。

(なので毎年サフランのスケッチが増えていきます…笑)

サフランを咲かせるために、暖房が入っていない寒い場所に球根を置いておきます。球根は寒さを感じないと花芽を出しません。そして蕾が出るとアトリエに球根を移動させるのですが、そうすると暖かさで数時間で一気に開いていきます。

 

どんどん花が開いて変わっていくので時間が勝負です。通常は、ある程度鉛筆でデッサンを完成させてから着彩に入るのですが、先に花のみデッサンから着彩まで終わらせます。球根の部分は花が描き終わってからゆっくりと描きます。敢えて、一つ球根を横に転がしたまま発芽させておいて、絵に描いたときに変化を持たせられるようにしています。

 

サフランの面白いと思うところは、水無しで花を咲かせられるところです。

去年、水耕栽培も試してみましたが、水無しと比べて特に成長や開花の違いなどはありませんでした。もともと中東原産の花ですから、よっぽど乾燥に強いのだと思います。

 

赤い雌しべはスケッチが終わったら摘み取って、乾燥させます。

そのままお湯を注ぐとハーブティーにもできます。とっても鮮やかな黄色のお茶になります。カロテノイド色素が含まれているためだそうです。

 

 

ちなみにサフランは「番紅花」とも呼ばれ、生薬としても使われます。摂取すると、下痢や胃潰瘍、婦人病などに効くそうです。また鎮痛作用もあるそうです。

 

実はこのサフラン、スパイスとしてお店で買うと高価ですが(世界一高価なスパイスと呼ばれているそうです)、球根はお手頃価格です。チューリップとそんなに変わらない価格でホームセンターやネットなどで買えます。出回り時期は8月下旬から9月の終わり頃ですので、もし見かけたら買ってみてはいかがでしょうか?

 

 

花が咲き終わったら、球根を土に埋めてあげます。そうすると、また秋になると地面から花を咲かせてくれます。花も楽しめて、スケッチもできてスパイスも収穫できて、土に植えると来年も再来年も花が咲き続けるなんて、サフランは素晴らしいですね☺️

 

 WEB Shop限定となっていまい申し訳ありませんが、ノートブックを買ってくださった方に私のサフランのカードをお送りさせていただいております。

 

文・写真
🔵 青華 🔵